Mさん『バランスキック』個人レッスン1回目

2017/11/2

慢性腰痛予防目的に『バランスキック』!!

 

11/1(土)は、30代 女性 Mさんの『バランスキック』個人レッスン1回目でした。

 

今回のレッスンのポイント

(1)構え、足のスタンス、ステップ

(2)足さばき

(3)左ジャブ、右ストレート

(4)右ミドルキック

 

 

(1)構え、足のスタンス、ステップ

・構え、足のスタンス

Mさんは右利きのため、オーソドックス(左手前構え)で指導を開始しました。

足の幅は肩幅に広げ、利き足(今回は右足)を一歩下げます。

後ろ足(右足)は真横に、前足(左足)は真っすぐより少し内側に向けます。(右股関節外旋位、左股関節内旋位)

後ろ手(右手)は右のこめかみに、前手(左手)は左の顔より少し前に出します。

 

・ステップ

両膝を軽く曲げ重心を少し下げ、この形をキープしたまま前後に揺れます。(ステップ)

※Mさんは、重心を下げるのを忘れ、両膝が伸びきったままステップを踏むことが多くありました。

 

 

(2)足さばき

進みたい方向の足を先に出し、反対側の足を寄せます。

例:オーソドックスで左に進む場合

左足を左側へ一歩出し、移動した一歩分だけ右足を左側へ寄せ、元通りの構えに戻します。

左右の足を交差させる移動はしません。

足が交差している時は不安定になり、相手からの攻撃を裁くことができないからです。

 

※Mさんは、一歩目の移動距離に対して、二歩目(寄せ足)が大きく、スタンスが狭くなるクセがありました。

 

 

(3)左ジャブ、右ストレート

パンチを当てる位置は、拳の人差し指と中指の骨の出っ張り部分です。(第Ⅱ・Ⅲ指中手骨骨頭)

 

・左ジャブ

相手の鼻と口の高さに打ち込みます。

後述する右ストレートのように腰を捻らず、後ろから前への体重移動でパンチを打ちます。

体重移動のみのパワーなので相手を倒す強いパンチではなく、相手との距離を測ったり、右ストレート等他の攻撃を当てるための事前攻撃として使用します。

後ろ足(右足)をアクセルとして地面を蹴り、前足(左足)をブレーキにし、後ろから前へ体重移動させます。

前足(左足)の踏み込みと同時に左拳を前に出します。(厳密には、踏み込み後すぐに左拳を出します。)

大事なのは左拳を前に出すことよりも、しっかり左足で踏み込み、体重の前移動と、反対側の右手を後方に引く意識を持つことです。

 

 

・右ストレート

ジャブと同じく、相手の鼻と口の高さに打ち込みます。

ストレートはジャブとは違い、相手を倒すことができる強いパンチです。

ただ、腕力で打つのでなく、しっかり腰を回旋させた結果、右拳が前に飛んでいったイメージです。

右斜め前45°に向いていたヘソを、反対の左斜め前45°に向けます。

そのためには、後ろ足(右足)のつま先を軸に踵を外側へ向くまで内側へ回旋させます。(右下肢外旋位から内旋位へ)

後ろ足(右足)の内捻りの連動感が大事です。(右つま先→右股関節→右骨盤→背骨→右肩甲骨→右手)

後ろ足(右足)から前足(左足)へ体重移動させながら、上記の踵回旋をして右拳を前へ出します。

左ジャブ、右ストレートに共通しているのは、パンチを打つのと同時に反対側の手で顎を防御することです。

反対側の手がダランと下に下がっていると、相手のカウンター(反撃)から自分の顎を守れません。

 

※Mさんは、今回のレッスン前に一度『バランスキック体験』を受けてはるので、前足から自身の頭が出てしまうような【前のめりパンチ】になることはなく、比較的きれいなフォームからスタートできました。

それでもレッスンの前後で撮影した「1、2(左ジャブ、右ストレートの連弾)」の動画を見比べると、レッスン後には明らかに連動感のある、手打ちでない身体全体を使ったパンチを打てるようになっていました。

 

レッスン前

 

レッスン後

 

 

(4)右ミドルキック

ミドルキックは相手の脇腹を攻撃するための回し蹴りです。

自身のスネの骨の少し内側で、相手の下部肋骨や、肋骨で守られていないもう少し低い所をキックします。

相手の骨盤部分は硬い骨なので、キックしてもあまり意味がありません。

ミドルキックは複雑な技のため、動作を分解して指導しました。

 

①前足(左足)を左斜め前に一歩出す

②右肘を顔の前に出すように左上に振り上げる(志村けんのアイーンのポーズのごとく)と同時に、左脇を締めながら左腕を引き落とす

③右手を後ろに振るのと同時に右足を上げ回し蹴る

上記3つの中にも細かく注意点がありますが、初回のレッスンのため、まずは上記3つの動作を反復練習しました。

 

※Mさんは、初めての動作に困惑されていましたが、反復練習の後上記3動作を間違うことなく出来るようになりました。

 

 

考察

Mさんの『バランスキック』参加目的は、慢性腰痛予防です。

歩く、下の物をとる、オムツを交換する、家事など日常生活動作での姿勢が悪く、その積み重ねが慢性腰痛を引き起こしています。

最初は腰痛治療で来院され、『バランス治療』を4回受けて頂き腰痛が改善しました。

次のステップとして、安定した正しい動き・姿勢を獲得するため『バランスキック』に参加されました。

『バランスキック』での動きは、日常生活の動きと何ら変わりはありません。

つまり、【安定する身体の使い方は一つ】だということです。

視線、ヘソの位置、手足の使い方など、気を付けるべき点はスポーツも家事も同じです。

 

次回は旦那さんと一緒に参加予定です。

夫婦のコミュニケーションにも一役立てることでしょう。

 

 

『バランスキック』とは

キックボクシングの動作を使用し、ココロとカラダのバランスを良くするためのレッスンです。

・カラダのバランス、連動性を上げること

・相手とのカラダの距離感、ココロの距離感を掴むこと

・成功体験を重ね、自信をつけること

を目的としています。

 

上記の目的が達成されると、レッスン生の置かれている状況が変化します。

・サーフィン・ゴルフなどスポーツのパフォーマンスUP

・工場や畑での作業姿勢改善による効率性UP

・登校・出社拒否の克服

など良い成果を挙げています。

© なにわバランス治療院 2017